エンジンオイル交換の必要性
バイク、車と付き合いだして30年以上経ちます。
前から何も変わらないのは、ガソリンとエンジンオイルの必要性です。
以前の乗り物は空冷エンジンでした。ガソリンも有鉛でした。
当時から現在までエンジニアが試行錯誤してくれたお陰で高性能になってきました。
もちろん、オイルメーカーもエンジンの発展に沿って開発を進めてきてます。
燃費を良くし排出ガスを出来るだけクリーンにする為にギリギリのクリアランスで作られてます。
オイルの粘度も30年前は硬いものを使ってましたが、現在の車にそれを入れてしまうと
途端に燃費は落ちるしエンジンの回りも悪くなります。
最近のオイルでは0Wー8ていうサラサラの物も出てきました。
(以前は0W−20でもサラサラと思ってました)
当工場では車に合わせて多数オイル用意してあります。
必ず、マニュアルで確認して間違いないオイルを入れる様にしてます。(開発者の意図通りに!)
ただ例外もあり、0Wー20指定のエンジンでもオイル管理が悪く走行距離が多い場合は変更することもあります。オイル消費とかの問題もありますし…。
VW車の取扱説明書には1000キロ走行時に約1Lオイルを消費する可能性があると記載あります。
必要性を知らずにオイル管理が悪く、オイルが燃える状態の車でも添加剤(SOD-1)等で改善される
事もあります。
今回も約1万キロの間、オイル交換をしてなくオイルが消費されてました。
一度下抜きして、その後ワコーケミカルのフラッシングオイルを入れて処理します。
その後、新しいオイルとSOD-1を添加します。
数日後お客様から、走りが軽くなったと好評価をいただきました。
メーカー指定交換距離が1万キロになってても5千キロでの交換が望ましいです。
自動車メーカーはエンジンの寿命は10万キロ位が妥当でそこまでしか保証もありません。
当社での最高距離到達車は72万キロでした。
現在でも52万キロ走行のタウンエースが走ってます。
オイル交換だけでもちゃんとしてれば、車の寿命はかなり延ばせます。
オイルの質を上げるとエンジンの温度も下げられるので結果色々な面で良いとこ尽くめです。