車検と車検整備
車検は2年(貨物は1年)毎に受験しないといけません。
点検整備も本当は12ヶ月(貨物は6ヶ月)ごとが義務付けられてます。
しかし、ほとんどのドライバーは車検時にしか整備をしません。
この2年ごとの整備を怠り検査だけ通すこと(ユーザー車検制度)にすると
色々な弊害が出てきます。車が新しく走行距離が少ない場合は問題ないのですが
やはり、長く乗り続けつる予定でしたら、普段からの点検整備は重要です。
今回の車両はブレーキ踏むと時々音がするとの事でしたが、車検満了日が近いので
その時に整備をする事になってました。
当社の車検整備は基本的にはブレーキ全分解、清掃、調整を行います。
今回の車両では最近には珍しくRホイールシリンダからのブレーキフルード漏れが見られます。
ブレーキフルードが漏れると、ブレーキシューに染み込みシューの交換も必要になります。
今回の案件では、ブレーキフルード漏れ→Rブレーキシューがドラムに張り付く→離れる時に異音
がしてたと思われます。
もしも、このまま検査した場合もちろん検査不合格になりますので分解整備が必要です。
このケースの場合、もしもユーザー車検代行業に頼んでた場合余計な時間と料金が発生します。
国の法律で認証工場以外でのブレーキ分解整備は行ってはいけませんので
代行者は最寄りの整備工場に外注するかたちになります。
この場合、頼まれた整備工場もユーザーの顔が見えないが為に整備の質が変わると思います。
ドライバーの年齢、年間の総距離等を感見して整備は行うものだと思います。
もちろん、安価での車検整備もお受けできますが、安心して生活出来る様に、最低限ブレーキの分解整備はさせていただいてます。