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F56 ミニ エンジンアイドリング不調修理
- Raian
- 2023年4月5日
- 読了時間: 2分
アイドリング時にエンジン不調で止まりそうで怖いとの修理依頼です。
プラグ?IGコイル?あたりだろうと簡単に思い込み入庫してもらいました。
いつものようにフォルトコード点検します。

ん??ミスファイヤでは??表示されているフォルトコードが曖昧すぎて故障箇所探すのに時間かかる事が確定しました……。なぜか試練を与えてくださる…。
故障内容から予想をつけてアレやコレや作業します。スロットルボディ等も脱着して清掃をしますが
特段汚れてるわけでは無いので、もちろんコードは消えません……。
こうなると、迷宮入りする可能性ありますが別の診断機で確認を…。

内容は同じような事ですね。
ある部品の故障率が高いとの情報を得たので、オシロで点検してみます。

ん??これは変だと思いアクティブテストを繰り返すと調子の良い時と波形が違う事が確認出来ました。

交換後の波形です。

ここまでハッキリと違いが分かれば自信を持って納車出来ますがやはり念入りに完成検査を行います。
しばらく走っても調子良く且つフォルトコードも入力無しなので完了とします。
フォルトコードと故障箇所が全く違う様な事は多々あります。
整備工場によってはコードが出てるから即交換して様子見しようとしますが(この方法が時間も短縮できて負担が少ない)当社では出来得る限り絞り込んで修理します。
時間、日数がかかりお客さんにはご迷惑ばかりお掛けしてますがこの作業の方法が
スキルアップに繋がり、後にはお客さんのお役に立てれると思ってます。
今回のお客さんにも、診断機繋いでるのに直ぐ分からないのか?と疑問を持たれましたが
未熟で申し訳ありませんとお答えしました…。
プロのつもりでもまだまだ未熟だと感じる修理になりました。
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